グリスト定期清掃

グリストラップ(グリーストラップ)は、英語の「Grease(油)」と「Trap(止める、罠)」を組み合わせた言葉で、業務用の厨房に設置が義務付けられている装置です。 排水に含まれる油脂や残飯、野菜くず等を水と分離して下水道への流出を防ぐ物です。一般的に3槽式と2槽式があり、各槽には次のような役割があります。    

  • 第1槽:バスケットで生ゴミや残飯などを受け止める
  • 第2槽:油が水面に浮上する性質を利用し、油脂分を水面に浮かせ汚泥は底に沈殿させて分離する
  • 第3槽:油脂分や沈殿物が少なくなった水を下水等へ排水する

洗剤で洗ったお皿をすすいでも、油がグリストラップ内で元に戻り排水管に流れます。 グリストラップの清掃を怠ると油脂や生ごみが直接下水道に流れてしまいます。冷却凝固した油脂分が排水管内に付着すると、排水管を詰まらせる原因になります。

3つの槽それぞれに合った清掃方法で、しっかりと掃除を行わないと、グリストラップに溜まるゴミや油脂分、汚泥から悪臭や害虫が発生するため、定期的な清掃が必要です。店舗を清潔に保つためにもグリストラップの正しい清掃方法を理解し、正しい頻度で清掃を行いましょう。                                                

事業内容や施設の規模によって、グリストラップの清掃頻度が変わってきます。一般的なグリストラップの清掃頻度は下記が目安です。

  • 飲食店(居酒屋、焼き鳥、焼き肉、ラーメンなど油脂利用が多い店舗):月1回
  • 飲食店(カフェやファミレス):2ヵ月に1回
  • 調理施設がある老人ホームや幼稚園:2ヵ月に1回
  • 食品スーパー:3ヵ月に1回
  • コンビニ:4ヵ月に1回

グリストラップの清掃は店舗や施設を運営していく上で非常に重要なため、清掃時の注意点をよく理解しておく必要があります。第一に、各部品の取り扱いに注意しましょう。清掃時に破損や紛失してしまうと新しい部品が届くまで、グリストラップに排水することできません。つまり、グリストラップが正しく機能していないと営業できないということと同じです。

次に注意が必要なのは、ゴミ処理の扱いです。第1槽にあるバスケット内の生ゴミや残飯などゴミは、一般廃棄物として捨てることができますが、第2槽目の油脂や汚泥は「産業廃棄物」として処理する必要があります。店舗で清掃を行った際に、通常の一般ごみと一緒に捨ててしまうと罰則がありますので気をつけましょう。

乳化と石鹸化は、どちらも油と水を混ぜ合わせる過程ですが、原理、生成物、用途、その他様々な点で違いがあります。

乳化:物理的な過程で、界面活性剤を用いて油滴を水中に分散させる。化粧品、医薬品、食品など幅広い用途に使用される。

石鹸化: 化学反応で、油脂とアルカリが反応して石鹸とグリセリンを生成する。洗剤、シャンプーなど洗浄剤として主に使用される。

この洗剤によってグリストラップ内で廃油や水が混ざり、槽内の油が乳化します。また、乳化した液体は環境に無害な成分で、よくすすぐことにより排水管内での再凝固を起こすこともなく、下水処理場の微生物に影響を与える事もありません。また、SDS(安全データシート)の発行も対応しております。

定期清掃:グリストラップの容量に応じた計画的な清掃で悪臭や排水管詰まりを未然に防ぎます。

スポット清掃: 汚れがひどい場合や、臨時的な清掃にも対応いたします。

清掃時間について:お客様の営業時間やご事情に配慮しスケジュール調整いたします。

油汚れや悪臭もスッキリ: 頑固な油汚れや強烈な臭いも、SDS発行可能な専用の洗剤で丁寧に洗浄いたします。

清掃方法のご相談も承ります:お客様のご要望に合わせた最適な清掃方法をご提案いたします。

グリストラップ清掃は、厨房の衛生環境を守るために欠かせません
汚れたグリストラップは、悪臭や害虫の発生、排水管の詰まりなどの原因になります
定期的な清掃を行うことで、これらのトラブルを防ぎ、厨房を快適な環境に保つことができ、
同時に従業員の皆様の負担軽減にもつながります
グリストラップの清掃は、油汚れや悪臭と格闘しなければならず、大変な作業です
専門業者に清掃を依頼することで従業員の皆様の負担を軽減し、本来の業務に集中することができ、店舗のサービスやイメージアップにも貢献します
また、清潔な厨房はお客様に安心感を与え、店舗のサービスやイメージアップにもつながります
無料見積もりいたしますので、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください